上昇する可能性が高い指標を、複数 満たしている。
なので順張りエントリー。
──結果、急落して損切りになる。
これは初心者だけの話ではなく、順張りをしている中級者~上級者でも必ず直面する負け方です。
この記事では、“上昇で買い➜急落で損切り(➜再上昇)”の実例を扱い、具体的な対策を考察していきます。
トレード実例×2銘柄:“上昇で買い➜急落で損切り(➜再上昇)”
■1時間ローソク足

■ 百五銀行(8368)
買い:1,060
売り:1,055(損切り発動)
逆指値売り:1,049
トレールストップ:-10
1日平均足・1時間平均足ともに陽線。
エントリー条件が揃っていたので買い。
急騰直後に一気に反落し、数分で損切りに。
■1時間ローソク足

■ ENEOS(5020)
買い:1,077
売り:1,070(損切り発動)
逆指値売り:1,070
トレールストップ:-10
こちらも同じく1日平均足・1時間平均足が陽線で、上昇トレンド中の順張り。
しかし同様に急落に巻き込まれ、短時間で損切りとなりました。
両銘柄とも「上昇時のみ買い」という同じ条件。
それでも同じ日に、“上昇で買い➜急落で損切り(➜再上昇)” という同じ負け方をしてしまいました。
なぜ負けたのか?
上昇後に急落した原因は、明確です。
・”急激な上昇” ほど、反落も激しくなる可能性が高い。
つまり、急激な上昇が現れた後にエントリーしても、期待値が悪い。
そして、私は期待値が悪い状況で(強い上昇が現れた後に)エントリーしたので、損失を出した(反落に巻き込まれた)のです。
損失はさほど大きくありませんが、同じ負け方が続けば、積もり積もって大きな損失になります。
対策を考えなければ なりません。
「強い上昇トレンドは、押し目なしで上がる」との葛藤
まず、前提として
(先程のチャートの様な)”急激な上昇”と、これから話す”強い上昇トレンド”は分けて考えます。
・急激な上昇=急激で、一時的な上昇
・強い上昇トレンド=急激で、継続的な上昇
これは、結果が出た後で はじめて区別できます。
事前に正確に見分けることはできません。
(仮に出来たら、あっという間に世界一の富豪になれます)
↓その前提を踏まえた上で、考察を続けます↓
そして、現時点での私の戦略は、↓これです。
【戦略】強い上昇トレンドで大きく利益を狙う
(それ以外での小さな損切りは ”必要経費”)
有名なトレーダーによる格言があります。
「強い上昇トレンドは、押し目を作らずに上昇していく」
私は、この格言を指針として売買ルールを考えて、私は強い上昇トレンドを できる限りモノにしたいと考えています。
なので、今回の2銘柄の損切りは、強い上昇トレンドに出会うまでの”必要経費” と考えています。
(※もちろん、”強い上昇トレンドでの利益” より ”必要経費” の方が高くなってしまうなら、売買ルールや戦略自体を見直さねばなりませんが。)
改善すべき点:損切り(必要経費)を抑えるには?
必要経費とはいえ損切りを減らせるなら、それに越したことはありません。
その為には、”強い上昇トレンド” ではなく、”一時的な上昇” だった場合の、押し目対策を考える必要があります。
まず、”押し目での損切り” への対策は、大別して2パターン。
- 損切りの金額を小さく➜損切りラインを狭くする
- 損切りの頻度を少なく➜損切りラインを広くする
損小利大の原則でいえば、「1.」を選びたくなりますが、損切りの頻度が上がって、積もり積もって大きな損失となることは避けたい。
反面、「2.」を選んで損切りラインを広げれば、下落・長い下ヒゲで大きな損失を被ります。
どちらが良いのか?
どれくらいの損切りラインの幅が良いのか?
それは、検証を重ねて 期待値を探っていくしかありません。
今回の結果を踏まえた 対策
それを踏まえて、対策を この様に決定しました。
大枠の戦略は今まで通り。
そして、改善するのは「ボラに合わせた損切りライン幅」を設定できるようになる事。
”損切りの金額を小さく” と ”損切りの頻度を少なく” は、両立できません。
トレードオフの関係です。
もちろん、銘柄や地合いによって、「ボラに合わせた損切りライン幅」は変動します。
なので、ひたすら探り探りで検証していくしかないのです。
ただし、1回や2回で結論を出さないこと。
30回、50回、100回と検証して初めて、
本当の期待値が見えてきます。
【本質論】トレードルールを“育てる”
最も重要なのは、ルールとの向き合い方です。
・一気に大きく変える → NG
・一切変えない → NG
正解は、
「大枠は変えず、細部だけを調整する」
大枠を何度も変えては、方向性がブレブレになります。
しかし、細部を完全に固定しては、微調整が一切 効きません。
なので、「大枠(戦略・方向性)は変えず、細部(戦術・戦法)だけを調整していく」
今回の私を例にあげるなら
・トレール幅を数ティック変える
・逆指値位置を微調整する
・ボラに応じて発動条件を変える
……等。
細部の改善の積み重ねが、戦略の精度を高めていきます。
総括
今回、2銘柄での損切りは、
完璧な条件で起きた「正しい負け」です。
・大枠のルールは継続でOK
・修正点はトレール幅と損切り位置のみ
・検証を重ねて期待値を高めていく
この負けは、
あなたが間違った方向にいる証拠ではありません。
むしろ、正しい道を進んでいる途中に現れる通過点です。


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