多くのトレーダーが推奨しているトレールストップ。
しかし、トレールストップを使っていると、上昇中の押し目で売られるパターンは必ずあります。
そんな時、
「トレール幅を広げていれば…」
と考えてしまうことは、誰もが経験したでしょう。
今回はトレール幅の考え方について、私自身の失敗をもとに考察していきます。
トレード実例×2
銘柄①
■ 1時間ローソク足

買い:1129(逆指値買い 1127~1132)
売り:1117.6
【トレールストップ幅:−20】
損切りライン:前日終値 1117
→ 結果:損失
前日・前々日と連続して上昇していました。
それにもかかわらず、直近のこの銘柄のトレードでは、微益にとどまる場面が続いていました。
そこで、
「この銘柄は値動きが荒く、トレール幅が狭すぎるのではないか」
と考え、この日はトレール幅を −20 に拡張しました。
その結果、損失が大きくなりました。
銘柄②
■1時間ローソク足

逆指値買い:1121~1127
約定せず → 注文取消
【トレール幅:−10】
損切りライン:前日終値 1115
→ 結果:ノートレード(リスク回避)
上昇トレンドではあるものの、明確に“強い上昇”とまでは言えない動きでした。
逆指値買いの執行条件を満たさず、約定せずに終わっています。
結果として、間一髪で暴落を回避できました。
失敗(または回避)した要因の分析
前者の銘柄
【再掲載】1時間ローソク足

結果だけを見れば、
・トレール幅を広げた➜大きく下落、むしろ損失が広がった
という失策に見えます。
しかし、ここで重要なのは「期待値」です。
この日だけを切り取れば確かに失敗ですが、もし前日・前々日から同じ −20 のトレール幅を使っていた場合、利益になっていた可能性は充分にありました。
つまり今回の損失は、
×「トレール幅を広げた判断そのものが間違い」というより、
〇「たまたまタイミングが悪かった」
という可能性が高いと考えています。
後者
【再掲載】1時間ローソク足

エントリー前の時点では
・上昇トレンドではある
・ただし、強い上昇とは言い切れない
という状態でした。
結果的に、逆指値買いが執行せず、下落にも巻き込まれませんでした。
「買わなかったこと自体が正解」だったケースです。
取引が成立しなかったことで、損失そのものを回避できています。
今後どう活かすか?
今回の検証から、考察していきます。
教訓①:トレール幅は、銘柄ごとに「ひとまず固定➜検証➜調整」
・値動きが荒い
・ヒゲが出やすい
↑このような銘柄については、最初から広めのトレール幅を前提にする方が合理的です。
つまり、銘柄ごとにトレール幅を ひとまず固定することで、検証条件を一定にできます。
そして検証を繰り返して、トレール幅を微調整していけば良いです。
・銘柄1➜トレール幅−20固定
・銘柄2➜トレール幅−10固定
といった形で、一定期間は同条件で検証した方が、改善点がはっきり見えてくるのです。
教訓②:取れなかった利益より、避けた損失を評価する
後者の銘柄は、前日終値の数ティック上に逆指値買いを置いていました。
そして、チャートは急落。
逆指値買いは執行されず、難を逃れました。
こちらは、資金を守ることが上手くいきました。
もし、株価が上がっていたら逆指値買いが執行・約定されて、利益がでていた。
もし、その後 急落しても、トレールストップで利益を出すことが出来ます。
つまり、「逆指値買い+トレールストップ」の手法は、良い戦術と判断できそうです。
総括
トレールストップは、
強い上昇トレンド銘柄だけを残し、そうでない銘柄から離脱する安全装置です。
そして、「前日終値の数ティック上に 逆指値買い」も同様です。
「逆指値買い+トレールストップ」の手法は、期待値的が高い戦術と(現時点で)思います。
この手法を重点的に検証を続けていきます。

コメント