上昇トレンドの最中で、何度も経験する悩み。
それは、逆指値買いが発動した直後に下落、含み損になるというパターンです。
1日ローソク足ではしっかり上昇しているのに、1時間ローソク足で見たらエントリー直後に下がる……。
これは、上昇トレンドを狙うテクニカル分析を実践している私にとって、数えきれないほど出くわしたパターンです。
この記事では、実際のトレード事例をもとに、逆指値買いの位置の考え方を考察していきます。
トレード実例
■1時間ローソク足

■ ENEOSホールディングス(5020)
逆指値買い:1105以上(指値上限 1112)
約定:1110付近
損切りライン:1098
トレールストップ:−10
結果:1110 → 1102(損失)
このトレードは、一時的な上昇で、逆指値買いが約定してしまった典型例です。
仮に、逆指値買いの執行条件を もう少し高くして「1113以上」していれば、逆指値買いにギリギリ届かなかったので約定せず、損失を回避できていました。
(最高値が1112だったため)
わずか1ティックの差ですが、
結果には大きな違いが出ています。
■1時間ローソク足

■ 百五銀行(8368)
逆指値買い:1072以上(指値上限 1079)
約定:1072付近
損切りライン:1059
トレールストップ:−10
結果:1072 → 1065(損失)
こちらも同様に、1076まで上昇したものの、その後は失速。
仮に、逆指値買い執行条件を高くして、「1077以上」にしていれば、逆指値買いに届かず、損失が出ることもありませんでした。
当時の判断
寄り前(市場開始前)の時点では、
・日足の移動平均線(5日・10日・30日・50日)は上向きに整列
・前日の1日平均足も陽線
と、エントリー基準を満たしていました。
なので、寄り前に、逆指値買いを注文しました。
「前日終値より すこし上の位置」に逆指値買いを置く。
そして、上昇トレンドに乗る
という狙いです。
朝イチは出来高が多く、上昇するにせよ 下落するにせよ、「はっきりとした方向性が出やすい」 からです。
…しかし実際は、寄り付き直後に急騰➜すぐに失速・反落。
朝イチのノイズに巻き込まれて、結局は損切り。
(朝イチは 方向性が出やすい ですが、同時にノイズも大きくなりやすい時間帯です。)
そして「こんなノイズで毎回 エントリーしていたら 、損切りが積もり積もって大きくなってしまう」という課題が残りました。
なぜ、ノイズで買ってしまったのか?
最大の原因は、逆指値買いの執行条件(トリガー価格)が低すぎることです。
少し上昇しただけで発動する位置に逆指値買いを置いてしまうと、強い上昇トレンドだけではなく、ノイズ(一時的な上昇)でも買いが執行されてしまいます。
つまり、「強い上昇トレンドではなく、ノイズで 買いが約定➜下落で損切り」という失敗パターンが多くなってしまうのです。
私は、朝イチの上昇を狙う戦術をしているので、この失敗パターンは致命的です。
可能な限り、回避せねばなりません。
そして、熟考して導き出した対策はシンプルです。
対策=逆指値買いの執行条件を、もっと上に置く。
理由:逆指値買いのトリガーを上げれば、ノイズ回避率は上がる
(注意点:同時に、強い上昇トレンドでの利幅も減る)
”ノイズ回避率” と ”強い上昇トレンドでの利幅が減る”
このトレードオフをどう受け入れるか。
そこが、今回の核心です。
今後どう活かすか
原因=逆指値買いの執行条件が低すぎた
対策=逆指値買いの執行条件を、もっと上に置く。
逆指値買いのトリガーを上げて、ノイズ回避率を上げる
(※同時に、強い上昇トレンドでの利益額も減る)
↑ここまでを解説してきました。
つまり、
× 少し上がったら買う
○ 明確な強さが出た時だけ買う
これを実現しやすいように逆指値買いを設定するのです。
今回、失敗した2銘柄を具体例にすると、
■逆指値買いトリガー価格設定
ENEOS:1105 → 1113以上
百五銀行:1072 → 1077以上
↑…にしておけば、買いが約定せず、損失を回避できていました。
この方法では、(前述の通り)強く上昇した場合の利幅も減ります。
しかしそれは、ノイズで損をしないためのコストとして受け入れます。
今後は、「逆指値買いの執行条件を、もっと上に置く」を実践して、検証を続けていきます。
総括
トレードの世界で幾度となく聞く格言
「稼ぐより、まず生き残れ」
稼ぎたい衝動、エントリーしたい衝動は、私も とうぜんあります。
しかし、この頃は その衝動を俯瞰して、コントロールできるようになりました。
衝動を抑えつける…というより、経験を積んでいくにしたがい、「衝動的なトレードは身を滅ぼす」と、身に染みて実感した結果、自然と衝動が弱まった…のだと思っています。
稼ぎたい、エントリーしたい衝動=猛獣
「衝動は身を滅ぼす」という実感=猛獣使い
↑そんなイメージが湧いてきました。
逆指値買いは、
チャンスを増やすために下げるものではなく、
ノイズを排除するために上げる、フィルターの様なモノ。
今後も、投資の原則である
「稼ぐより、まず生き残る」
「損小利大」
「順張り」
に則って、失敗を重ねて検証。
その結果を このブログで発信していきます。


コメント