トレードを振り返ると、同じルールで動いているはずなのに、結果が正反対になる日があります。
切って正解だったトレードもあれば、切られた直後に上がるトレードもある。
今回のトレードは、まさにその両方が同時に起きた一日でした。
この記事では、逆指値売りが「守ってくれたケース」と「裏目に出たケース」を並べて整理し、何が違いを生んだのか?を考察します。
当日の売買内容(事実の整理)
この日の売買は、下記の2銘柄です。
・横浜冷凍(2874)
買い:1,305.7(22日)
売り:1,297(逆指値)
・東祥(8920)
買い:821(22日)
売り:821.9(逆指値)※設定は823。軽いスリッページあり。
どちらの銘柄も、事前に損切りラインを設定し、ルール通りに執行しました。
↓1銘柄ずつ、解説していきます。
横浜冷凍:損切りが功を奏したケース
■1時間ローソク足

横浜冷凍(2874)
買い:1,305.7(22日)
売り:1,297(逆指値)
損益:+8.3
横浜冷凍については、逆指値による損切りが結果的に正解でした。
損切りライン(逆指値売り)に触れたあと、株価はそのまま下落しました。
もし損切りラインを置かなかったら、損失はさらに大きくなっていました。
損切りラインが、”命綱” として正しく機能したといえます。
東祥:逆指値に触れてから反発したケース
■1時間ローソク足

東祥(8920)
買い:821(22日)
売り:821.9(逆指値) ※設定は823。軽いスリッページあり。
損益:+0.9
一方で、東祥はまったく違う結果になりました。
もみ合い相場において、下ヒゲで損切りラインにほぼピッタリ触れたあと、そのまま再度上昇しました。
正直なところ、「もう少し余裕を持たせていれば……」という気持ちが浮かびました。
損切りラインを、ほんの数ティック下に置いていれば、利益を得ていたのです。
ただ、これは逆指値を使う以上、いつでも起こりえる現象でもあります。
損切りラインの位置のバランス
横浜冷凍と東祥は、同じく「逆指値売り」を使って損切りラインを置いていました。
それでも、結果は正反対になりました。
損切りラインは、近すぎるとノイズで刈られます。遠すぎると、損失が一気に膨らみます。
このバランスは、どれだけ経験を積んでも悩ましい部分です。
熟練トレーダーであっても、最適な位置など、結果が出るまでわかりません。
損切りは、損失を小さく抑えてくれるメリットがあります。
一方で、機会損失を生むデメリットもあります。
メリットとデメリットは表裏一体であり、メリットだけを享受することはできません。
しかし、メリットを得る為の期待値を模索していくことは可能です。
期待値=「起こりうる利益・損失の金額×発生確率」
結局は、「期待値で考える」というところに行きつきます。
■期待値=「起こりうる利益・損失の金額×発生確率」
ある程度以上の回数、同じやり方を繰り返し、損切りライン期待値を模索していくしかないのです。
今回は、東証の方が もみ合い相場中のノイズ(下ヒゲ)で損切りラインに触れた後、再度上昇。
近すぎたと思われるので、次回から損切りラインに余裕を持たせてみます。
何十回も検証を重ねて、期待値的に最適な損切りラインの位置を模索していきます。
どうも私は、損を小さくしたいあまり、損切りラインを近くしすぎてしまう悪癖があります。
そこを少しずつ改善していくのが、当面における最大の課題です。
総括:逆指値は正しかった。ただ、噛み合わない日もある
今回のトレードは、逆指値の性質を、改めて実感できた一日でした。
(頭ではわかっていても、実体験で痛感しなければ、自分の血肉となりません)
そして、どのように模索していくべきかも、考える事ができました。
(自戒として書きますが)重要なのは、一度の結果でルールを変えないことです。
1つのルールを何十回も繰り返さないと、期待値の検証になりません。
トレードにおける期待値は、数学の問題で出るような 唯一絶対の綺麗な答え に収まるような物ではありません。
膨大な人間の欲望・思惑・策略が複雑に絡み合う相場……。
欲望・思惑・策略を数値化することなどできません。
なので、複雑難解なインジケーターや計算式を駆使するよりも、もはや感覚で覚えるしかないのかもしれません。
今後も、このような気づき積み重ねていき、模索を進めていきます。


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