「押し目を待つ」というのは、重要な戦術です。
今回のトレードでは、押し目の後の再上昇を狙いました。
しかし、押し目を待った結果、上昇に乗れなかったという結果になりました。
今回は、その実例チャートとともに考察していきます。
売買内容
この日は、高島屋を監視していました。
ですが、エントリーを検討したものの、実際の売買は行っていません。
理由は、「一旦押し目を作るだろう」と判断したからです。

高島屋は、寄り付き後から強い動きを見せていました。
直近の上昇幅を考えると、短期的に利確や調整が入っても不思議ではない形です。
そのため、「少し押したところを買いたい」と考え、様子を見る判断をしました。
しかし実際は、押し目らしい押し目を作らず、そのまま上昇していきました。
気づいたときには、すでにエントリーしづらい位置まで株価は進んでいたのです。
つまり、押し目を待った結果、強い上昇を逃したのです。
当時の判断と考えていたこと(思考ログ)
押し目を待つという判断は、自分なりにしっかりと考えてた上での判断でした。
「高値掴みを避けたい」
「無理な位置から入って、すぐに振り落とされるリスクを減らしたい」
そういった、これまでの失敗経験から積み上げてきた考え方です。
その時点では、「入らなかった判断」自体に強い後悔はありませんでした。
むしろ、冷静にリスクを抑えられている自負すらありました。
「押し目を待つ」のデメリット
結果だけを見れば、「押し目を待ちすぎた」という形になります。
以前、とある超有名トレーダーが言っていた、この言葉を思い出しました。
「本当に強い上昇トレンドのときは、押し目を付けずに上がる」
今回の高島屋は、まさにその状態だった可能性があります。
つまり、押し目を待つことは「本当に強い上昇トレンドを逃すリスク」という大きなデメリットがあるのです。
「押し目待ち」が常に正解とは限らない
押し目を待つ戦術は、再現性が高く、リスクを抑えやすい方法です。
僕自身、これまで何度も助けられてきました。
ただし、(前述のとおり)強い上昇トレンドに対しては、取り逃しが発生しやすいというデメリット。
今回は、押し目を待つという 安全寄りの判断を優先した結果、強い上昇トレンドを逃す失敗をしました。
しかし、これは結果論であり、当時の判断が間違いだったと断定することはできません。
ただ、
「押し目を待つ=本当に強い上昇トレンドを逃すリスク」という本質を知らずに、
「押し目を待つ=安全性が増すメリット」だけを見て、押し目をを待っていた
……というのが問題なのです。
押し目を待つことによる安全性(メリット)だけを見て、リスク(デメリット)を軽視する根本的マインドに問題があったのです。
分散が効いていなかった影響
さらに、取引する銘柄数が一つだけだったこともあり、判断の重みが極めて大きくなっていました。
(エントリー条件に合致する銘柄も少なく、トレード資金も少ない為)
分散が効いていないと、特定の銘柄へ比重が大きくなります。
その結果、取り逃したときの後悔も強く残りやすくなります。
メンタル的にも、とうぜん良くありません。
しかし、分散を効かせれば効かせるほど、全体として期待値と結果のギャップは狭まります。
この点は、改めて意識する必要があると感じました。
今回の学びをどう整理するか
今回の高島屋の事例から得た学び。
それは、強い上昇トレンドが疑われる銘柄では、押し目待ち一択にしないという考え方です。
押し目を待つこと自体を否定するわけではありません。
ただ、「押し目を作らなかった場合の、上昇を取り逃すリスク」も、同時に意識する必要があります。
安全性だけを重視すると、期待値の高い場面を逃すことがある。
そのバランスを、もう一段階だけ調整したいと感じました。
総括:期待値の考え方が偏っていた
今回のトレードは、マインドの問題が浮き彫りになりました。
・メリット「押し目を待つ=安全性が増すメリット」
・デメリット「押し目を待つ=本当に強い上昇トレンドを逃すリスク」
上記の安全性(メリット)だけを見て、リスク(デメリット)を軽視するという、極めて根本的な問題。
メリットのみを見て、デメリットをロクに見ない……
そんな姿勢はダメだと、とうぜん理解しているつもりでした。
しかし、それを実践できていない事に、全く自覚がなかったのです。
しかし、根本的なマインドに問題があるのなら、それを意識して直していけば あらゆるところで応用が効きます。
ある日 生じた違和感を、そのまま流すのか、原因を突き止めてルールに落とし込むのか。
そこが、トレードが一段階進む分かれ道だと思います。


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