トレードを続けていると、ふとこんな疑問が浮かぶことがあります。
「最近、触っている銘柄がいつも似ている気がする」
「これって、視野が狭くなっているのでは?」
僕もまさに、同じところで立ち止まっていました。
テクニカル分析だけを元にした自分の売買ルールを根拠に、トレンドフォローのエントリーを続けていると、自然と売買対象は絞られてきます。
結果として、チャート形状が似た銘柄を、何度も繰り返し触ることになる。
そのとき頭に浮かんだのが、
「同じ銘柄になるのは、視野が狭いのでは?
ファンダも見て視野を広げた方がいいのでは?」
という疑問でした。
ファンダ分析を検討した理由
下記は、テクニカル分析のみを根拠にエントリーしたチャート事例です。

ワコム 6727
買い 835(2日)
現在値 848(含み益)
JX金属 5016
買い 2024(2日)
売り 2,054
逆指値売り執行
自分としては、大きく勝てた日。
2銘柄とも、複数の移動平均線(5日・10日・30日・50日)が上向きに整列している銘柄だけを対象にした、トレンドフォローでのエントリーです。
テクニカル分析のみ ➜ チャンスを逃している?
テクニカル分析のみだと、必然的に売買銘柄は かなり絞られます。
実際、この2銘柄は 最近何回も売買しています。
すると、ある日「銘柄が固定されてしまっているのでは?」という懸念が 頭をよぎりました。
もし、ファンダメンタル分析を取り入れれば、
・成長テーマ
・良い業績
・中長期で資金が集まりやすい銘柄
といった視点から、これまで見ていなかった銘柄に出会えるかもしれない。
「テクニカル分析だけでは、チャンスを取りこぼしているのでは?」
そんな気持ちがあったのは事実です。
それでもファンダを本格採用しなかった理由
ただ、実際に考え始めてすぐに気づきました。
ファンダ分析は、学び始めると終わりが見えない ということに。
- 決算
- 業績
- マクロ経済
- 政策
- 為替
- etc.
膨大な時間と労力が必要になります。
そこまで努力してファンダ分析を毎日行ったとしても、状況は常に変化しており、昨日の正解が今日の不正解になることも多いです。
長年の経験を持つ熟練したファンダ分析の専門家の予想が外れるなど、もはや日常茶飯事。
ファンダ分析に手を出したら、自分の時間がどれだけあっても足りません。
生活に、大きく支障をきたすでしょう。
さらに問題なのは、自分で決めた売買判断がブレやすくなることでした。
「チャートはもみ合いが続いているが、テーマ的には、まだ伸びるはずだ」
「チャートは下落トレンドだが、業績はいいから、もう少し様子を見よう」
こうした思考は、テクニカルの最大の強みである売買ルールの機械的な運用を鈍らせます。
ファンダ分析は、考えることが多すぎるのです。
テクニカル専業の強み
一方で、テクニカル分析だけに集中していると、
・判断基準が明確
・感情よりルールを優先できる
・ダメなら切る、伸びるなら伸ばす
この流れが非常にシンプルです。
短期〜スイングの時間軸では、株価を動かしているのは業績そのものではなく、需給と地合い です。
同じ銘柄を触ることが多いのは、視野が狭いからではありません。
売買ルールが正常に機能して、毎回 同じような銘柄が選抜されているだけだと考えるようになりました。
テクニカル分析を追求=間接的にファンダ分析を追求?
「チャートは市場の動きをすべて織り込んでいる」という言葉があります。
ファンダ分析の専門家であるアナリストたちが、ありとあらゆる情報を収集・分析して、株価が上がる確率が高いなら買い、下がる確率が高いなら売る(空売り する)。
つまり、どんな些細な新情報でも、即座に分析されて、結局チャートに反映されるのです。
ならば、テクニカル分析を追求することは 結局、(アナリスト達を通して)間接的にファンダ分析を追求することも内包しているのではないか?
……と、思うようになりました。
最終結論:テクニカル専業を続ける理由
ファンダ分析をすることを否定しているわけではありません。
・ファンダ分析自体を楽しめる人
・数年単位の長期で保有したい人
……にとっては、非常に有効な手法だと思います。
ただ、スイングトレード(デイトレ寄り)をしている私にとっては、
・学習コストが高すぎる
・時間がいくらあっても足りない
・判断がブレるリスクが大きい
このデメリットの方が 大きく感じました。
だからこそ、
- 再現性
- 判断基準の明確さ
- メンタルの安定
これらを最優先し、テクニカル分析だけに集中するという結論に至りました。
総括
結局、今の自分にとってはテクニカルに集中した方が、成功確率が高いと判断しました。
・同じ銘柄を繰り返し売買することは、全く問題ない
・情報を増やすより、テクニカル分析を研ぎ澄ます
・自分の生活スタイルに合ったトレードスタイルを選ぶことが最重要
今後も、テクニカル一本で、淡々と検証を積み重ねていきます。
「テクニカル分析を追求=間接的にファンダ分析を追求」は、あながち間違ってもいないと思います。
――あなたは、どう考えますか?


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