逆指値は、単なる「自動注文」ではなく、「期待値を守る技術」です。
今回の実例は、2銘柄。
どちらも「上昇トレンドでの順張り」です。
しかし結果は、はっきりと分かれました。
1つの銘柄は、上昇での利益を確保し、
もう1つの銘柄は、下落での損失をゼロに抑えた。
この差を生んだ最大の要因は「逆指値をどう扱ったか」という一点です。
詳しく解説していきます。
逆指値(買い・売り)が効果を発揮した、2つの実例
実例①:「逆指値売り」を引き上げた➜利益を確保
上昇トレンドの途中でエントリーし、昼に逆指値売りラインを引き上げました。

買い:2,253
売り:2,291.8(逆指値売り発動)
その後、株価は急落。
引き上げた逆指値に触れ、結果として利益確定となりました。
もし、逆指値を引き上げずに据え置いていたら、この急落で含み益は消え、損失を出していたでしょう。
ボラティリティの大きい銘柄ほど、上昇後の反落も激しくなります。
だからこそ、逆指値を引き上げる行為は、含み益を確実に守るために極めて有効な策なのです。
実例②:「逆指値買い」を取消➜損失を回避
こちらの銘柄では、逆指値買いを 取消という判断をしました。
そして、この判断が損失回避につながったのです。

逆指値買い条件:市場価格が864円以上なら指値866円で執行
→ 約定せず(昼休みに注文を取り消し)
朝の時点で、明らかに上昇トレンドではない状態でした。
寄り付きから急落しており、下降トレンドの兆候……良くて、もみ合い相場。
もし、上ヒゲが伸びてきて、逆指値買い(864円)に触れてしまえば……
「売りが約定➜即、下落➜即、損切り」になる確率が高い。
なので、逆指値買いを取り消し。
結果として、損失ゼロでこの銘柄から離れることができました。
私は、上昇トレンドを狙う手法なので、相場が上昇トレンドでないなら、すぐ撤退して 資金を守る。
そして、次の銘柄を落ち着いて探してエントリーすれば良いのです。
当時の判断と考えていたこと(思考ログ)
エントリー判断の段階では、複数の移動平均線(5日・10日・30日・50日)が上向きに整列しており、上昇トレンドとしての条件は満たしていました。
なので、エントリー。
そして、今の自分の戦略は
- 強い上昇トレンドで大きく利益を取る
- それ以外では、損失を小さく抑える
ということを念頭に置いています。
少し具体的に言うと、
・強い上昇トレンドなら、(押し目で売られない様に)逆指値売りラインは余裕を持たせる
・それ以外は、逆指値売りラインを引き上げて、下落時に損失を最小限にする。
・エントリー前で、相場が下落しているなら、エントリーしない
……という戦術です。
今回の2銘柄は、それが上手くハマったケースといえます。
結果として
「逆指値売りを、引き上げたから勝てた」
「逆指値買いを、取り消したから負けなかった」のです。
今回の実例のみでは結果論ですが、結果論を積み重ねた先に、自分の手法が確立されていくのです。
逆指値の本質──ふるいに掛けて”強い上昇トレンドを残す”
今回の2つの実例から、感じていることがあります。
逆指値は、
「強い上昇トレンドを選別するため、ふるいにかけている」と考えるべき。
逆指値を適切に動かすことで、含み益を守り、急落での損失を小さくする。
それを念頭に堅実なトレードを繰り返し、ふるいにかける。
自ずと、強い上昇トレンドが残る。そこで大きな利益を得る。
別の例えをするなら……
小さな損切りは、強い上昇トレンドに辿りつくための「移動費用」です。
移動費用は、自分の采配次第で少額にもできるし、高額にもなってしまう……変動制。
そんなイメージが、自分の中に湧いてきました。
今後は そのイメージを持って、トレードを繰り返していきます。
その結果は随時このブログに投稿します。
総括
今回の2つの実例は、どちらも上昇トレンドを狙った順張りでした。
逆指値売りを引き上げ、利益を守れた銘柄。
逆指値買いを取り消し、損失を回避できた銘柄。
逆指値は、強い上昇トレンドを選別するための技術です。
強い上昇トレンドだけを残し、それ以外の局面から静かに離れるためのフィルタです。
負けない事を第一に考えて生き残る。結果、自然と勝ちやすい局面だけが残る。
今後も、この視点で検証を続けていきます。


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